Disaster-grade heat 2020/08/20
災害級の暑さ以上…
災害級の暑さ以上…
▼8月13日~8月19日の気温平年差比(℃)
熱中症に深刻な暑さです!東・西日本の気温は「災害級の暑さ」と言われた2018年、猛暑が続いた昨年の同じ期間より気温が高くなっています。8月下旬以降も平年より高い気温が続くと予想されています。
2018年8月は東・西日本の各地で、最高気温の記録更新が目立つ猛暑でしたが、9月は平年並になっています。昨年は今年と同様に梅雨明け後に猛暑となり、9月に入っても東日本で平年より1.9℃、西日本では1.6℃高い厳しい残暑が続きました。9月の熱中症による搬送者数(全国)は9,532人で、前年より2,811人多くなっています。
気象庁によると8月に入ってから現在までの猛暑は、東日本から西日本にかけて大気の下層にある「太平洋高気圧」とチベット付近の大気の上層に広がる「チベット高気圧」が日本まで張り出し、重なり合うようになっていることが原因ということです。
▼レモンの日焼け…
当地区で栽培されている果樹、特に極早生やグリーンレモンに、強い日差しと高温少雨の影響で日焼けが目立つようになってきました。
各果樹には,それぞれ適した生育温度の範囲があり,その範囲を超えた低温あるいは高温条件に遭遇した場合の様々な障害が発生する。各果樹の生育適温は,生育時期,栄養条件などによって異なる。日焼け果の発生原因は,気温のみでなく,高温条件に付随する湿度,日射強度,風などが関与する。また,果実の水分含量や受光条件によっても障害の発生程度が異なる。
島根県農業技術センター
▼果樹の高温対策について…
焼け果発生軽減のために、炭酸カルシウム水和剤等の散布により果皮の温度上昇対策を行う。