What is needed for agriculture in the future?
これからの農業に求められることは?
日本の農業分野は、農業の担い手が減少していたり、高齢化が進行していたりすることによって、労働力不足が課題と言われて久しいです。
農林水産省の農林業センサス(農林水産省では、農林業・農山村の現状と変化を的確に捉え、きめ細かな農林行政を推進するために、5年ごとに農林業を営んでいるすべての農家、林家や法人を対象に調査を実施している。)によると、1985年と2020年の35年のあいだに農業従事者数は3,464,641人から1,363,038人、およそ4割近くに減少し、そのうえ、農業従事者の年齢層も2020年には70歳以上が5割以上を占めるようになっています。更に、全体の7割が農作業を一人で切り盛りしている状況になっています。
日本の農業には、農家の高齢化や人手不足(収入が不安定、体力的に負担が大きい、労働条件が厳しい、休日も不定期等々で若者が農業をしない)、耕作放棄地の増加、TPP による競争激化といった課題が数多くあります。 これらの課題を解決し、持続可能な農業の実現や、農業経営の効率化、環境への配慮など、さまざまな課題への対応を行いながら、生産力を向上させる必要があります。生産力を向上させるためには、スマート農業の推進や農地、経営の大規模化、農作物のブランド化が有効です。
持続可能な農業の実現
- 土壌や水、日光などの天然資源を有効活用する
- 化学肥料や農薬の使用を減らす
- 環境にやさしい農法を実践する
- 規格外野菜の有効活用や適正価格の維持に取り組む
農業経営の効率化
- 農地バンクなどの利用で農地の集約化を行う
- 農業委員会による農地の再生を行う
- スマート農業の導入により作業効率や品質を高める
- 農業経営体の大規模化を行う
環境への配慮
- 環境保全型農業(循環型農業)の推進
- 農薬の使用を減らす
- 環境にやさしい農法を実践する
- 経済性や生産性に留意しながら環境負荷の低減を図る
また、農業経営を続けられるよう、収益の安定・向上や作業コストの削減に取り組むことも必要です。
