春分の候

Spring equinox 2021

暖かい日が増えてきました


 二十四節気が、啓蟄から春分へと変わりました。昼と夜の長さがほぼ同じになる頃で、この日を境に夏至までの間、徐々に日脚が伸びていきます。ヨーロッパなどでは、春分をもって春の始まりとしているそうです。桜の開花情報が聞かれるのもこの頃からで、いよいよ本格的な春の到来です。

桜の花が似合う季節となりました

 

 太陽が真東から昇り真西に沈む春分の日は「彼岸の中日」と呼ばれ、この日を中心とした一週間は、お墓参りをする習慣があります。これは、他の国にはない日本独自の行事です。昔は極楽浄土は西の彼方にあると信じられていたため、太陽が真西に沈むこの時期は先祖と通じ合える日とされていました。また、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として国民の祝日に定められています。

 春分以降は「暑さも寒さも彼岸まで」という言葉があるように、寒気もようやく和らぎ、春らしく暖かな日が多くなります。とはいえ、花冷えや寒の戻りがあるので油断は禁物です。

この時期田植え作業が佳境を迎えます

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です